フロンについて

だいぶ暖かい日が多くなってきました。

5月はとても過ごしやすいので嬉しいです。


さて、今回は「フロン」についてです。

みなさん「フロン」ってご存じですか?

日本で命名されたフルオロカーボン類の総称です。

要するに天然には存在しない人工の化合物で

種類としては

環境によろしくないものです。


どこに使われているの?

冷蔵庫、クーラーなどの冷媒、半導体を洗浄する 溶媒、

また噴霧剤として世界中で使用されています。

しかし、フロンガスが大気に放出されると

太陽の紫外線から地球を守るオゾン層が破壊されるため問題となっています。

そこで、オゾン層の破壊効果がない代替フロンへ転換が進められてきました

が代替フロンは高い温室効果を持つことから、地球温暖化に非常に影響を及ぼすことが分かってきています。


このように、環境に悪影響を及ぼす物質「フロン」ですが

文中でも記載したように私たちが生活する上で

大変重要な役割を持っているので排除するわけにもいきません。


ではどうすればいいか…

しっかりとして知識をもった人物が取り扱えば問題ありません。

フロン類を充填又は回収を行おうとする者は、

その業を行おうとする区域を管轄する都道府県知事に

フロン類充填回収業者の登録をしなければなりません。

そして、その登録は永久ではなく5年以内に更新手続きを

行わなければなりません。

もちろん有効期限内に手続きを行わない場合はその登録の効力を失います。

登録には充填・回収それぞれ十分な知見を有する者を証明する書類が

必要となり(下記参照)、その者が在籍している必要があります。


[充填に関する知見を有するもの](いずれか)

A:冷媒フロン類取扱技術者

B:以下のいずれかの資格を有し、国が認めた講習会を

  受講した者

・高圧ガス製造保安責任者(冷凍機械)

・冷凍空調技士(日本冷凍空調学会)

・冷凍空気調和機器施工技能士

・高圧ガス保安協会冷凍空調施設工事事業所の保安管理者等

C:3年以上の実務経験(日常的に第一種特定製品の充填を実施)を有し、

国が認めた講習会を受講した者


[回収に関する知見を有するもの](いずれか)

A:冷媒回収推進・技術センター(RRC)が認定した冷媒回収技術者

B:高圧ガス製造保安責任者(冷凍機械)

C:冷凍空気調和機器施工技能士

D:冷媒フロン類取扱技術者

E:高圧ガス保安協会冷凍空調施設工事事業所の保安管理者

F:フロン回収協議会等が実施する技術講習修了者

G:技術士(機械部門(冷暖房・冷凍機器) 等


となっています。


正しい知識と技術を持って適切に施工を行いましょう。



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