ダクト屋の資格ガイド!ダクト工事に挑戦するなら知っておきたい資格の種類を解説

皆さん、こんにちは。神奈川県横浜市に拠点を置き、ダクトや冷媒配管、保温工事などの空調設備工事を行う株式会社エア・キャリアです。


今回は、ダクト工事を行うダクト屋に必要な資格について詳しく解説します。ダクト屋が行う空調設備は、今後も必要とされる需要の高い仕事です。


資格を取得することで、より多くの業務を行うことができます。ぜひ資格を取得して、様々な仕事を経験していきましょう。




■ダクト工事とはどんな工事?



ダクトは配管の一種であり、空調や排気、排煙の役割を担っているため、それぞれの目的に合わせて配管・設置する仕事が、ダクト工事です。


ダクトは通常天井裏や壁の中に張り巡らされていることが多く、人目に付くことはめったにありません。しかし、ダクトがきちんと配管されていることで、快適な生活を送ることができます。


ダクト工事を行うためには、必ずしも有資格者である必要はありません。資格は、入社してからでも十分取得することができるからです。


また、資格取得のためには実務経験が必要とされる場合もあります。どの建物にも必ず必要とされているのが配管であり、ダクト工事の需要がなくなることはありません。




■ダクト屋で活かせる!工事関連資格の紹介



工事関連の資格の中には、ダクト屋だからこそ活かせる資格があります。ダクト屋に関連する資格は数多くあり、そのほとんどが国家資格です。


しかし、国家資格と一口に言っても難しくて合格率の低い試験から講義を受けさえすれば簡単に取得できる試験まであります。ここでは、どのような資格があるのかを詳しく解説します。手に職をつけたい、と考えているなら、ぜひ資格取得を目指してみてください。



・管工事施工管理技士(1級・2級)

管工事施工管理技士(1級・2級)とは、ダクト工事の現場に欠かせない施工管理を統括するための国家資格です。


冷暖房設備工事や給排水・給湯設備工事といったさまざまな管工事を行うときに、施工計画書の作成から安全管理、品質管理など管理に関する業務は全て管工事施工管理技士の仕事になります。


2級では、中小規模の現場の主任技術者などを任せられ、1級ではより大規模な工事現場の主任技術者・監理技術者を任されることになります。


管工事施工管理技士1級・2級の受験には1次試験と2次試験があります。2次試験を受けるには、17歳以上であれば問題はなく、実務経験は必要ありません。



・建築板金技能士(ダクト板金作業1級・2級)

建築板金技能士(ダクト板金作業1級・2級)も国家資格であり、取得しているとダクトの配管を作るための板金技術を有しているということがわかります。


資格を取得するためには実技試験を受ける必要があり、実技試験はダクト板金(1~2級)のほかに建築板金(1~3級)の試験もあります。


建築板金技能士(ダクト板金作業1級・2級)の資格を取得していると、機械ではできない加工後術を評価されます。2級は中級の技術者であり、1級は上級の技術者という位置づけです。受験するには、実務経験が必須です。



・工場板金技能士

工場板金技能士も国家資格であり、工場板金に使用される薄い金属板を曲げたり打ち出しで加工したりといった技術に長けている技能士です。


工程管理・作業監督者が取得するための難易度の高い「特級」と、一般でも受験できる1級~3級があります。


2級の資格を取得する時に、3級の資格を持っていれば実務経験が必要ありません。また、2級の資格を取得しているなら、1級を受験する際に実務経験が半分程度になります。3級の資格がなければ2級・1級ともに実務経験が必要です。


3級には実技試験に「曲げ板金作業」がありますが、「曲げ板金作業」は3級以外にはありません。その他には、「打出し板金作業」、「機械板金作業」、「数値制御タレットパンチプレス板金作業」などがあります。



・建築設備士

建築設備士は、配管のプロフェッショナルであり、建築設備全般についての深い知識があることを示す国家資格です。建築士に対して空調・換気・給排水・電気などのアドバイスを行うことができます。


1級の資格を取得するには実務経験が必須であり、一次試験と二次試験があります。一次試験はマークシート式になっている学科試験のみで、二次試験になると作図が出題されます。一級を受ける場合は学科試験だけでなく作図の勉強もしておきましょう。


建築設備士の申し込みは郵送では受け付けておらず、インターネットによる受付のみとなるため、注意しましょう。



・空調給排水管理監督者

建物の空気環境調整や給排水管理を行うことができる国家資格であり、飲料水の水質検査も行うことができます。空調給排水管理監督者講習を受講して、さらに試験に合格すると取得できますが、講習を受けていればほぼ100%合格できます。


取得は簡単ですが、民間資格ではなく国家資格です。空調給排水管は特に人々の健康に直接影響が出るため、必ず定期的な点検や管理が必要となります。


講習の受講には、ビル設備管理技能士の資格を取得しているか、建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)の免状交付を受けている必要があります。建物の多くには空調や給排水の設備の設置が必ず必要になるため、将来性もあり、仕事がなくなるということはありません。



・配管技能士

配管技能士とは、水、蒸気、ガスなどを運ぶための水管や排水管、ガス管などの工事を行うことができる技能があるという証明であり、国家資格の一つです。


空気清浄装置や冷暖房の換気設備なども配管工事も含まれていて、建物の配管に関する工事の際に必要とされます。


3級の受験には特に資格は必要とはされませんが、2級の受験には2年以上の実務経験が、1級の受験には7年以上の実務経験が必要とされます。


ただし、3級を先に取得していると、2級を受験するのに実務経験は必要なく、2級を取得していると、1級の実務経験は4年と短くなります。



・冷媒フロン類取扱技能者

冷媒フロン類取扱技能者とは、フロン冷媒漏洩を抑止するために設けられた民間資格です。


具体的には冷媒フロン類取扱技能者に資格を保有していることで、業務用冷凍空調機器などのフロン類を冷媒としている機器について、冷媒系統の漏れ点検、回収、充塡などをおこなう知識と技術があるということになります。


冷凍空調に詳しく、豊富な知識と技術を持ち、霊媒フロンを取り扱うことが可能です。資格には第一種と第二種があり、全国主要都市で開催される指定の講習を受講後、修了考査を受けて問題がなければ資格を取得できます。




■まとめ



今回は、ダクト屋で活かせる資格の種類について解説させていただきました。株式会社エア・キャリアは、神奈川県横浜市に本社を置き、ダクト工事や冷媒配管工事、保温工事、板金工事などを行っています。


どの建物にも必ず必要とされる部分であり、定期点検なども必要とされるので、仕事がなくなる危険性はほぼありません。


そのため、将来性のある仕事を探しているという方にはピッタリといえるでしょう。また、「手に職をつけたい」「持っている技術をしっかり評価してほしい」といった方も大歓迎です。


もっと正当な評価をしてほしい、と転職を決意しているのなら、給与や待遇面でのご相談もさせていただきます。


弊社では、空調設備やダクト工事の経験者だけでなく、資格のない方も積極的に採用しています。資格がないからといって、あきらめる必要はありません。


業務を行っていくうえで必要な資格や免許の取得に関して、会社が費用を負担させていただきます。


積極的に資格取得を目指すのなら、会社側としてはしっかりバックアップしていきたいと考えています。そのため、無資格・未経験であってもやる気があるなら、ぜひ一度お問い合わせください。