皆さん、初めまして。全国各地でダクト工事や空調工事、冷媒配管工事を請け負っている株式会社エア・キャリアです。エア・キャリアではどのようなニーズにも対応できる即応力とたしかな技術でお客様の期待に応えていきます。
さて、今回のテーマは管工事施工管理技士です。仕事内容や資格取得のメリット、需要などをお伝えしていきます。
■管工事施工管理技士とは？
まずは管工事施工管理技士という資格の概要から説明しましょう。
管工事施工管理技士とは、配管工事のスペシャリストとして認められる国家資格です。配管工事には3種類あります。第一はガスを安定供給するためのガス配管工事、第二は水道を使えるようにするための水道配管工事、第三は建物の空気を循環させるために重要なダクト工事です。
管工事施工管理技士は国土交通大臣が認可する国家資格にもなっていて、1級と2級のレベルがあります。1級管工事施工管理技士は主任技術者・監理技術者・専任技術者になることができ、2級管工事施工管理技士は専任技術者か主任技術者として従事可能です。
管工事施工管理技士を名乗るためには試験に合格しないといけませんが、合格した試験の種類によって名乗れる資格が違います。
1級第一次検定のみ合格者した人は1級管工事施工管理技士補、1級第二次検定合格者は1級管工事施工管理技士、2級第一次検定のみ合格者は2級管工事施工管理技士補、2級第二次検定合格者は2級管工事施工管理技士と名乗れます。
■管工事施工管理技士の仕事内容
管工事施工管理技士の主な仕事内容は、各設備のパイプやダクトを配置することです。具体的には冷暖房設備、空調設備、ガス管配管設備、浄化槽設備、上下水道配管設備、給排気ダクトなどを設置します。
管工事そのものは管工事施工管理技士の資格がなくてもできるのですが、工程管理・品質管理・安全管理などは資格なしでは行えないことになっています。
配管は建物の目立たないところに設置されるものですが、欠陥や不備があると、建物の維持に甚大な影響が及びます。大きな建物となると、設置する配管の量も多くなり、構造も複雑になるので、高度な技術を持った管工事施工管理技士でないと工事を担当できません。
施工計画を綿密に立て、工程管理もしっかり行い、チームをまとめていくなどの作業も必要になりますが、それができるのが管工事施工管理技士です。
もう少し詳しく仕事内容を説明しましょう。配管工事の施工自体を行うのはもちろん、責任者としての役割も担っています。多くの技術者を束ね、安全管理を行い、事故を防止するのです。配管工事で手違いが生じると、大事故の元になりますが、それを防ぐのが管工事施工管理技士の役割です。
工程や品質、コスト管理なども行います。管工事の水準を一定以上に保つためには適切な工程の元、品質を担保し、コスト内に収める必要がありますが、その管理を管工事施工管理技士が担当するのです。
1級管工事施工管理技士と２級管工事施工管理技士で仕事内容に大きな違いはありません。ただ、１級の場合は大規模な工事現場で施工管理や安全管理を行うのに対して、２級の場合は中小規模の工事現場を担当するのが普通です。
■管工事施工管理技士の資格取得のメリット
国家資格である管工事施工管理技士の資格取得のメリットがどこにあるか考えてみましょう。
・主任技術者・監理技術者になれる
管工事施工管理技士の資格を取得することで、仕事の幅が広がり、工事現場で重要な役割を演じられるようになります。
具体的には、１級管工事施工管理技士の場合、特定建設業における専任技術者、また一般建設業の主任技術者・監理技術者になれます。２級管工事施工管理技士は一般建設業における専任技術者・主任技術者としての活動ができるようになります。
それぞれの級で担当できる任務は違いますが、資格なしよりも資格ありのほうが重要な役割を任されるので、責任感を持って任務に当たれるでしょう。
特に１級管工事施工管理技士の監理技術者の場合、建築一式工事では総額7,000万円以上、そのほかの工事でも4,500万円以上という大規模工事になることもあり、仕事の重みも違っています。やりがいという点でも非常に大きな役割を演じられます。
・■需要が高いため転職時に有利
管工事は住宅、マンション、商業施設などどのような建物でも欠かせない工事なので、管工事施工管理技士の需要は高いです。なくてはならない存在といえるでしょう。
それだけに、就職・転職時には資格取得者は有利です。好条件の職場に就職・転職できる可能性が高いです。キャリアアップや給与アップも期待でき、より理想的な職場で仕事ができるでしょう。
■管工事施工管理技士の需要
管工事施工管理技士にはどのような需要があるかを紹介しましょう。
管工事施工管理技士の資格は新人がすぐに取得できるようなものではありません。高度な知識と技術が求められます。
それだけにすでに資格を取得している人は転職時に優遇されやすく、給与や待遇においても希望通りの条件の職場に転職できる場合があります。今後のキャリアアップも図りやすく、取得するメリットの大きい資格です。
管工事はどの建物でも絶対に必要な工事です。住宅だろうとマンションだろうとビルディングだろうと、管工事なしでは完成しません。それだけに管工事施工管理技士がどの建設現場でも求められるので、需要が下がることはないです。いつまでも大事な存在として重宝されるでしょう。
特に1級管工事施工管理技士ともなると、特定建設業における専任技術者、また一般建設業の主任技術者・監理技術者になれ、より重要な仕事をできるようになります。そうなれば、需要はさらに高まり、様々な職場から求められる存在になるでしょう。
管工事施工管理技士の需要が高い理由は他にもあります。建設業界では高齢化が進み、若者の需要が高まっているのですが、早いうちに管工事施工管理技士の資格を取得しておくと、どこの建築現場からも求められるようになります。
管工事施工管理技士の需要をさらに高める方法もあります。別の資格を合わせて取得するのです。例えば、建築整備士の資格。建築士のアドバイスができる資格で、さらなるキャリアアップを狙えます。
建築整備士として実務経験を積んでいくと、1級建築士の受験資格も得られます。1級建築士ともなれば、さらに活躍の幅が広がり、需要も高まるでしょう。
建築関係の資格はこのほかにもあります。ただでさえ需要の高い管工事施工管理技士ですが、さらなる飛躍を目指して、それらの資格取得も考えてみましょう。
■まとめ
管工事はどの建物でも必要な工事です。配管のない建物はありませんから、専門家に対する需要も非常に高いです。
それだけに管工事施工管理技士の資格を取得する意味も大きくなっています。資格取得者は重要な役割も任されるようになり、待遇も給与も良くなる可能性が高いです。配管工事に従事しようという人は、ぜひ管工事施工管理技士を目指してください。
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