こんにちは。神奈川県横浜市を拠点として、空調設備工事を手掛ける株式会社エア・キャリアです。
みなさんは、冷媒配管をご存じでしょうか。あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、実は、私たちの暮らしを支える重要な役割を持つ設備です。
今回は、冷媒配管工事の工事内容や特徴、仕事のやりがいまで詳しくご紹介します。
■そもそも冷媒配管とは?
冷媒を運ぶための配管を冷媒配管と呼びます。冷媒とは、熱を運ぶために使われる物質のことです。現在は、フロンガス(温室効果ガス)が使用されています。
液体は気体に変化するときに熱を奪い、気体が液体に変化するときは熱を放ちます。冷媒に使われるフロンガスは、圧力によって液体や気体に変化する性質を持ちます。この性質を利用しているのが、空調機です。
例えば、エアコンは室外機と室内機をつなぐ配管の中を冷媒が循環しています。冷房のときは室内機で熱を集め、冷媒に乗せて運びます。圧力をかけて高温にした熱を室外に放出し、低温の冷媒を室内機に運び、室内に冷たい風を送るのです。このサイクルを繰り返すことで、室内の温度が低下します。暖房はその反対の働きをし、室内を快適な温度に保つのです。
冷媒配管は、空調機を正常に機能させるために極めて重要な役割を持ちます。
もし不具合が生じた場合、空調機の機能低下や故障につながります。最悪の場合、フロンガスが漏れ出す危険性があります。フロンガスはオゾン層を破壊するリスクがあるため、漏洩しないようにしなければなりません。
また空調機の性能を維持させるためにも、冷媒配管の定期的な点検やメンテナンスも大切です。
■冷媒配管工事の3原則
次に、冷媒配管の3原則についてご紹介します。冷媒配管は、ただ設置すればよいというわけではありません。暮らしを快適にするだけではなく、環境にも配慮する必要があるのです。冷媒配管工事を行う際は、3原則を意識することが求められます。
・乾燥(ドライ)
冷媒配管の中に、水滴や結露などの水分や空気を入れてはいけません。もし水分が入ると、結露や凍結による配管の接合箇所の剥がれ、冷媒の循環できなくなり、機能が低下するといったさまざまな不具合につながるからです。空調機が故障するリスクも高まります。
空気が残ることも避けなければなりません。空気の中に含まれる水分が凍り、配管を塞いてしまうからです。
冷媒配管の施工時には、水分や空気が入らないように管の端に栓をしたり、配管口を横向きや下向きにしたりするなど、慎重に作業する必要があります。
・清浄(クリーン)
配管の中に、ゴミや異物を入れてはいけません。異物が混入すると、機能低下や故障につながるからです。
また、配管を切断後にはバリが出ますが、バリ取りをするときは配管を下向きにして、内部に入らないように細心の注意を払います。
配管の保管時や作業中も管の端に栓をしたり、横向きや下向きにしたりするなど取り扱いには要注意です。
・気密(タイト)
冷媒を漏洩させてはいけません。冷媒配管の中は、冷媒で満たされています。フロンガスには毒性がなく、人体への影響はないと言われていますが、フロンガスが漏れ出すと環境破壊につながり、結果として人の健康にも悪影響を与えることになります。
当然ながら、空調機の機能低下や故障リスクを高めることにもなるでしょう。
冷媒配管工事を行う際は、接続箇所から冷媒が漏れていないか十分に確認しなければなりません。
■冷媒配管工事の特徴とやりがいについて
冷媒配管工事は特殊性が高く、仕事のやりがいもひとしおです。ここからは、冷媒配管工事の特徴とやりがいについて見ていきましょう。
・高度な技術と知識が求められる工事
冷媒配管工事は特殊性が高い仕事であるため、専門知識と高度な技術が必要です。些細な油断が大きなトラブルにつながりかねません。その分、大きなやりがいを感じることができるでしょう。
誰でもはじめは未経験です。覚えることが多く、大変なこともあるでしょう。ですが、日々仕事と向き合うことで着実に作業の精度が上がり、確かな技術を身につけることができます。自身の成長の感じることで、モチベーションも高まるでしょう。
経験を積み重ね、技術を磨き、手に職をつけられるのが冷媒配管工事の仕事です。
また、冷媒配管工事は需要が高いため、将来にわたり安定して働くことができるのも魅力的です。幅広い業界での活躍も期待できるので、一度技術を身につければ転職にも有利に働きます。将来的に独立したいという場合にも、必ず役に立ちます。
・ものづくりとしての楽しさ
冷媒配管工事は、ものづくりとしての楽しさがあります。配管は、基本的に隠すものですが、定められたスペースの中にうまく配管を納めるためには、さまざまなことを創意工夫しなければなりません。適切に組み込まれなければ、空調機は正常に機能しないのです。
障害物をすり抜け、限られた空間に無駄なく配管を設置する作業はさまに職人技です。難解なパズルのような面白さを感じるでしょう。
また、現場によっては配管が露出する場合もあります。そうした工事では正確に配置するだけではなく、仕上がりのきれいさについての技術も問われます。安全かつ高品質な美しい仕上がりを提供するべく、丁寧に作業を進めなければなりません。自分のイメージ通りにきれいに施工できたときには、大きなやりがいと達成感が得られます。
・世の中不可欠にな仕事
冷媒配管工事は、世の中に不可欠な仕事の一つです。普段は目にする機会が少ない場所に設置される配管ですが、人々の快適な暮らしや職場環境を支える重要な役割を持ちます。まさに縁の下の力持ちと言えるでしょう。
冷媒配管工事は新たに設置した後も、老朽化による交換や修理が必要になるので、この先需要がなくなることはありません。スキルを最大限に生かし、プロの技術者として長きにわたって活躍できるでしょう。
多くの建物には、冷媒配管が設置されています。手掛けた仕事が社会の役に立つことで、やりがいや喜びを感じ、仕事に誇りを持つことができるのです。
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